鈴愛とこばやんが初デートをした明治村のデートコースは?|「半分、青い」のロケ地 愛知編
博物館明治村(愛知県犬山市)
名称 | 博物館明治村 |
所在地 | 愛知県犬山市 |
写真 | 2018年 |
登場回 | 第19話 |
ロケぶら記
第19話で律にアドバイスを受けながら、初恋の相手となった新聞部のこばやんとデートに挑んだ鈴愛。その初デートの場所となったのが愛知県犬山市にある博物館明治村です。
明治時代をコンセプトとしたテーマパークで、園内には67件もの明治時代の建物が展示されています。東海地方ではデートスポットとしても人気だが、小学校の社会見学で必ず一度は連れて行かれる場所でもあります。
侮ってはいけないのがその敷地面積。入鹿池を見下ろせる山を切り開いて作られた明治村の敷地面積は100万㎡。これは明治村を屋外遊園地という枠に入れると第3位で、東京ディズニーランドと東京ディズニーシーを合わせた広さと同じなんです。なのでとてもじゃないが1日で全部回るのは不可能。
しかし、今回「半分、青い。」で採用されたデートコースはその中でも人気のあるスポットをコンパクトにまとめたオススメのコースだと思います。もちろん明治村最大の目玉ともいえる「旧帝国ホテル」も含まれています。ちょっと移動には距離があるかもしれませんが、園内では明治を意識したSL列車や懐かしいボンネットバスも利用して移動する事が出来ます。
博物館明治村では「半分、青い。」に限らず昔から多くの映画やドラマのロケ地として使用されています。ひょっとしたら一度どこかで観た光景にも出会うかもしれません。
①三重県庁舎(1丁目13番地)
鈴愛とこばやんが待ち合わせた場所。正面ゲートから入るともっとも近い1丁目の中にあります。木造の二階建て。ギリシャの神殿っぽい通路の柱や、アーチ型の出入り口であったりいろんな所に洋風が取り入れられています。鈴愛は1階の外側通路を歩いている所を二階にいたこばやんに声をかけられました。
②森鴎外・夏目漱石住宅(1丁目9番地)
デートが上手くいかない鈴愛が公衆電話で律に相談している最中にこばやんがくつろいでいた邸宅。さきほどの三重県庁舎の正面の坂を登った場所にありました。東京都文京区にあった文豪の森鴎外や夏目漱石が使用していた借家を再現しています。
ここで漱石は名作「我が輩は猫である」を書いた。邸宅のなかにはその小説にも出てきた猫のためのくぐり戸もあります。
③聖ザビエル天主堂(5丁目51番地)
ふたりが入った教会。その名の通りキリスト教を日本に伝えたフランシスコ・ザビエルがかつて自分が居た京都に送った教会。入り口の上にある大きな薔薇窓は直径3.6mあるそうです。
⑤金沢監獄中央看守所・監房(5丁目62番地)
鈴愛が興味津々に語っていたのは金沢監獄。本来中央看守所を中心に5つの舎房(独房が並ぶ所)が放射状に作られていたが、明治村に現在残されてるのは看守所と第5舎房と外壁のみ。看守所は八角形をしています。この当時は刑務所も西洋化していったんですね。
ドラマ内でもご覧頂いたように内部には看守やオレンジの服を着た囚人のろう人形が展示されています。なんかこれ、お笑いのサバンナの八木にも見えてきそうですね(笑)
そしてこちらが外壁。ここをくぐった先にある橋ではウォークマンで落語を聞くシーンが撮影されています。
④帝国ホテル中央玄関(5丁目67番地)
そして明治村のいちばんの目玉、見るからにいちばん金をかけてそうな建物は東京千代田区、かつては皇居の前に立っていた帝国ホテルです。アメリカの建築の巨匠フランク・ロイド・ライトによって設計されました。残されているのは玄関部のみですが、柱やドア、照明など実に細かい所にまでデザインが行き届き圧巻です。時間をかけて雰囲気を楽しんでみてください。
さて、どこを撮っても絵になるんですが「半分、青い。」では建物の外観は使用されず、二階にある喫茶室で2人が食事をしたり鈴愛が「付け耳」をつけるシーンとして登場しました。