北野映画ロケ地をゆく
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【菊次郎の夏のロケ地】「バス停のあった坂道」はのどかな田畑地帯を縦横に走る農道にて|愛知・豊橋編

菊次郎の夏 4,558 Views

バス停のあった坂道


「菊次郎の夏」の名シーン。
菊次郎が辺鄙な場所にあるバス停で盲人に扮してヒッチハイクをするシーンなどの舞台となった田舎道は、豊橋市南部の広大な田畑の中の農業用道路です。

ロケ地 菊次郎坂
所在地 愛知県豊橋市東七根町
写真 2009年


 

実際にはバス停はなく、道路脇の空きスペースにセットを組んでの撮影が行われました。(映画ではカットされたがバスを走らせてのロケもあったようです)途中、バス停にひょっこり現れた農家のおじさんはご存知お笑いコンビ「ツービート」時代の相方ビートきよしさんですね。ちなみに「菊次郎坂」の名称は正式ではなく私が勝手にそう呼んでいるだけです(笑)

豊橋市は名古屋から80kmほど離れた位置にある県内で2番目に大きな街。しかし一旦市街地を離れるとすぐに田舎チックな風景に。

市内南部の海沿いに広がるこの田畑エリアは起伏が激しいため坂道も多く、道路もあちこちで交差しているのが特徴。似たような光景が続くため、迷路のようにたちまち何処の道を走っているのかわからなくなってしまった。

映画のワンシーンの写真と照合しつつ約1時間、ようやく見つけたこの場所。

映画撮影から長い年月を経た現在は草木が道幅を狭めるほどうっそうと生い茂っています。しかし生暖かい空気にくわえ、海側から吹く風が木々を揺らす音、そして虫の鳴き声..。やはり夏感を醸し出してくれる場所。いい場所がロケ地として選ばれたんだなと思います。ぜひ一度訪れてはいかかでしょうか。

さて物語の中では旅の目的地となっている豊橋。しかし意外な事に実際ロケ地として使用された豊橋市内の場所はこの「菊次郎坂」のみとなります。

パンクした車が転げ落ちた堤防

ロケ地 伊川津町堤防道路
所在地 愛知県田原市伊川津
写真 2009年

渥美半島をさらに南下、あの「パンクした車が落ちた堤防道路」が。

一方こちらは豊橋を出て渥美半島の中腹あたりまで進んだ所にある愛知県田原市。ここにはカースタントが行われた菊次郎の夏のロケ地があります。

豊橋からもすいぶん南下していて、渥美半島の先端近くにある渥美火力発電所がすでに三河湾の向こう側に見え始めてきています。
とにかくこの周辺もほとんど畑。車の交通量もほとんどありません。

さて、ここは菊次郎がパンク修理をした見返りで車に乗せてもらおうと罠(路上に釘を撒く)を仕掛けたものの、車が弾みでバランスを崩し堤防から落ちてしまうシーンが撮影された場所です。道幅は車一台半くらいでやや長い直線。所々、コンクリート補修した箇所もあります。

このへんは「貝ノ浜」という地名らしくその名のとおり貝が周辺でよく採れるのでしょうか?ここに来る途中も「許可無くアサリを採るな!」といった警告看板をやたら見ました。

堤防道路はこの地区周辺にぐるっと取り囲むように作られているのですが、中でもカースタント撮影にふさわしく助走距離をとるための長めの直線部分が選ばれたように感じました。

堤防を降りたすぐの所にあるこの場所、ここもどこかで見た事あると思えば、数秒のカットですが菊次郎と正男がヒッチハイクした車に降ろされ、「最後まで連れていけ、このヤロー」と言ってたとこです。

この地区では他にも正男が天使の鈴を持って立っていた大きな土管、夕暮時に菊次郎と正男が並んであるいた砂利道、のシーンが撮影されています(土管についてはもうありませんでした。)

※ ※ ※ ※

今回の2つのロケ地はどちらも近くに鉄道の駅はなく、バス停もありません。アクセス手段は自動車となってしまうでしょう。

時間的には両者のあいだは42号線経由で1時間ほど。渥美半島の観光スポット伊良湖岬へ行く時は、ちょっとコースを変えて寄ってみてもいいかもしれません^ ^

 

 
看板

周辺の観光名所
・伊良湖岬

菊次郎の夏

[作品情報] 菊次郎の夏 (kikujiro) カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品作品。 製作年 1999年 概要 おばあちゃんと2人で暮らす少年正男が近所の中年男菊次郎と共に豊橋にいる正男の母親を求めて旅をするロードムービー。 キャスト  ビートたけし(菊次郎) 関口雄介(正男) 岸本加世子(菊次郎の妻) 吉行和子(正男のおばあちゃん) 細川ふみえ(優しいお姉さん) グレート義太夫(デブのおじちゃん) 井手らっきょ(ハゲのおじちゃん) 今村ねずみ(優しいおじちゃん)ほか 音楽  久石譲
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