相手を意のままに動かしたいときは”over a barrel”

例文
It would appear that I finally have you over a barrel. Indeed, you are clearly not the cool and confident girl you used to be once. Now, stealing other women’s dates.
ついに弱みを握ったぞ!事実、君はかつてのように賢くて自信に満ちた女の子じゃないんだね。今はもう、他の女の子(がいくはず)のデートを盗んじゃってさ。
映画”Man up”からのセリフ。
本来ブラインドデート(ネットで知り合った男女が初めて会うようなやつ)に参加するはずの女の子になりすましたナンシーがバレてしまうシーンです。
have you over a barrel で相手を意のままにした、つまり弱みを握ったぞ、と訳されています。
“barrel”の意味
“barrel”の意味は”樽(タル)”です。
読み方はバレル。石油の容量の単位でよく耳にしますね。昔は石油をタルで保管していたようでその名残があります。
口語では”たくさん”の意味もあり、barrels of money で沢山のお金、です。
“over a barrel”になると、、
“over a barrel”は冒頭の例文のような、have+誰か+over a barrelの形で使われることが多いです。
この場合、haveはまず、使役。つまり人を樽の上に置いた状態、にするんです。
どういう事かとゆうと、海に浮かんでいる樽に乗っかってる人を想像してみてください、それは自力ではどうすることも出来ず、ただ樽にしがみ付いた人は波の方向に流されてゆくのみ。
こういったことから、自分の意思ではどうすることも出来ず、相手の支配下に入ってしまった状態を表現しています。
おもしろい由来ですね。